乳癌#8:入院と手術

乳がん
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乳がんの乳房温存手術を受ける前は、「手術当日はどんな流れ?」「どれくらいで動ける?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。本記事では、実際に私が体験した入院から手術室、術後回復までの流れを時系列で詳しくまとめました。これから温存手術を受ける方の具体的なイメージづくりと不安軽減の参考になれば幸いです。

入院後に購入・準備したもの

入院後、まずサイズを測ってもらって、バストバンドを購入し、手術後に着用する衣類はレンタルを利用しました。準備の流れの中で、ついでに使い捨てショーツと飲料水も院内で購入しました。前日にはエコーで確認を行いながら、手術部位に油性ペンでマーキングが施され、いよいよ手術が近づいてきたのだと実感しました。全身麻酔の説明や、術後の説明もあり、意外に忙しかったです。

手術当日の流れ

手術当日は、点滴をつけた状態で自分の足で手術室まで歩いて向かいました。手術室では髪をキャップの中に収め、ベッドに上がります。ベッドが思いのほか暖かかったのが印象に残っています。その後、足にはマッサージ機器が装着され、横になった状態で血圧計などのモニター類が次々と取り付けられました。

やがて「点滴で麻酔を入れますね。熱くなりますよ。」と声をかけられ、実際に腕のあたりが熱く、少し痛むような感覚がありました。そこから先の記憶はありません。

次に意識が戻ったとき、まず「まぶしい」と感じました。一瞬、状況が分からず少し混乱しましたが、頭上から先生に「終わりましたよー」と声をかけられ、そうだ、手術を受けたのだったと思い出しました。そのとき、とっさに「ありがとうございました」とお礼を言ったことを覚えています。

手術後の長い一夜

病室に戻ると家族から「早かったね」と言われたため、手術時間はおそらく1時間ちょっとだったのではないかと思います。ただ、その後の安静時間のほうが私には長く感じられました。特に辛かったのは腰の痛みで、体調自体は思ったより元気だったこともあり、「もう立てそうなので尿管外して欲しいんですけど」と何度も訴えていたのですが、術後ベット上で安静と決まっているのことでした。

術後しばらくは15分おきほどに看護師さんが来て血圧測定などをしてくださり、その時間は気が紛れて助かりました。しかし酸素マスクを3時間装着し続ける必要があると聞いたときは、正直うんざりしたのを覚えています。足のマッサージ装置は翌日まで装着とのことでした。部分切除だったため、回復が比較的早かったのかもしれません。

3時間後、ようやく水を飲ませてもらうことができました。胸よりも、腰の痛みでなかなか眠れませんでしたが、ベッドの背を少し起こすとかなり楽になりました。後になって思えば、これは胸にバストバンドなどが巻かれて横になった時に変に背骨が曲がるため、腰に来ていたのではないかと思います。ベットを起こした姿勢になると楽になりました。

翌朝、食事が取れれば点滴を外せると説明を受け、とにかく頑張って食事を摂りました。お箸や歯ブラシなど看護師さんがとってくれたのですが、わかりやすいところに置いておくほうが良いです。その結果、点滴を外してもらうことができ、続いて尿管も抜去となり、ようやく身軽になったという実感がありました。看護師さんに手伝ってもらいながら着替えるときに、ババシャツの上からバストバンドをするように言われ、ババシャツが見つからず袋を引っ掻き回すことになりました。術後に着るパジャマやシャツはセットしてすぐ出せるところに置いておくのがお勧めです。温存手術だったのでドレインの管はないので、普段とあまり変わらなかったです。

温存手術の私は手術後2日目から傷もシャワーOKで、その後からワイヤーなしブラをつけました。傷をこの時に初めて見ましたけれども、手術したのがあまりわからないくらいに、綺麗なままだったのでとても嬉しかったです。多少凹むよね、と思っていたので、想定外の仕上がりにびっくりしました。上手に手術してくださった先生に大感謝でした。前開きブラも用意していたのですが、リンパ節郭清をしていない私は手は普通に上まで上がったため、結局、くつろぎたい時に着るユニクロのリラックスブラを、傷が痛くないようにハンカチを挟んでつけました。前開きブラも以外につけるのは面倒なので、リンパ節郭清がないなら、上から被るほうが着るのが楽かもしれないと思いました。

そして、手術日にあまり眠れなかった分、翌日もその次も、とても眠くて消灯前に寝てしまいました。体が回復しようとしていたのかもしれません。

退院後と病理結果

退院しても割と普通に動けました。私にとってはステレオガイドしたのマンモトーム生検の後の方が痛かったかもです。1ヶ月後の病理の結果、マンモトーム生検で取りきれていたとのことで、癌の性格もおとなしかったため、なんと放射線治療は省略OKとなりました。割と多いサブタイプの乳癌だと思いますが、非浸潤癌で早く見つかると、こんなに楽に終わるのだなと思った瞬間でした。ただ、その後1、2ヶ月は胸がチクチクしました。神経が回復するからのようです。