マンモトーム生検を受けました

乳がん
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MRIの結果は乳癌を思わせるものではありませんでしたが、今後ずっと経過観察を続けるか、希望するならステレオガイド下の、つまりマンモグラフィーで挟まれたままのマンモトーム生検をしても良いということで、マンモトーム生検を受けることにしました。

私は白黒はっきりさせる方が好きなタイプです。挟まれっぱなしなのでちょっと疲れるけど、痛くはないし、知っていれば怖くありません。どういうものがあると良いか、おすすめもお知らせします。私は入院でやる病院だったので検査後は楽でした。

日帰りでやる病院も多い検査のようです。しかし、私が受けた病院では、以前は日帰りでやっていたそうですが、今は入院でやるということでした。日帰り検査だし受けようと気楽に考えていたのですが、なんか大変なのかと嫌な予感がしました。ここで私の得意の検索が始まりました。

どうも、座ってやるタイプのマンモトーム生検と、うつ伏せ寝でやるタイプのマンモトーム生検があるようです。説明の時の絵では両方描かれていたので、どちらですかとお伺いすると、座ってやるタイプとのことでした。うつ伏せ寝でやるタイプの方が楽そうですが、胸が小さいとやりにくいようでもあります。これから受ける方は、どちらのタイプがあるか調べた上で病院に行くと良いかもです。

さて、検査当日です。入院手続きをして、入浴を済ませ、ご飯を頂いて午後の検査に向かいます。いつものマンモトームの部屋に案内されると、装置にはラップがまかれ、下には紙が敷かれています。検査着に着替えると、ズボンにも紙を挟まれました。事前に調べた情報では、やや太めの針を刺し、組織を針から360度自在に吸引して切除する試験で、検査中は出てくる血は垂れ流しになるようでした。想定の範囲なので大丈夫です。検査の場にいらっしゃったのは主治医の先生と、その他4名の放射線技師さんと看護師さんでした。太い針や吸引のための装置などは、初めは見えないところにおいてあったようです。見えると嫌だなとは思いましたが、縦に挟まれたので、作業領域は私の視界の外になりました。まずは、挟んで写真を撮ります。一度目はどうもうまく狙えなかったようで、挟み直しました。胸を挟まれた私を放置して、色々確認です。私のそばにはずっと一人看護師さんがいてくださって、何をしているか教えてくれたり、気分はどうか確認してくれました。その後、先生による状況の説明の後、検査の実行です。

初めに麻酔をしました。おそらく少し切った後、肌を伝う液体を感じましたが、放置するしかありません。大きな音がしますので耳を塞ぎますね、と言われて看護師さんに耳を手で塞がれました。胸に何かが当たった感触があります。耳を開放して、後は、6時とか方向を言われてサクサクと組織がとられていったようです。迅速に検査を進めてくださいます。「取れましたよ〜」と言われて、後は目印を入れて終わりです。意外に目印を入れるのに時間がかかりましたが、「終わりましたよ〜」と言われて、後は挟まれたまま圧迫止血のために胸を押さえてくださっていたようです。もう動いて良いようですが、胸を挟まれたまま動くこともできません。5分くらいして胸を解放して頂き、椅子がリクライニングされて上向きになり、さらに5分くらい押さえて頂きました。この時、装置が血まみれになっているのを見ましたが、毎月の生理を思えば、似たようなものかと思います。献血で400mLの血を差し出すよりはずっと少ないです。

止血を確認の後、テープを貼られ、バンドを巻かれて終わりです。その後、検査着を着替えましたが、残念ながらパンツまで汚れてしまっていました。取れた組織のX線撮影のモニタを見ながら説明をしていただきました。麻酔が切れたらジンジンするだろうと思い、部屋に戻り、痛くなる前に寝る作戦に出ましたが、夕食時に起きてジンジンしてきたので痛み止めのロキソニンをもらいました。傷が痛いのか、止血のための綿とバンドが痛いのか、もはやわかりませんでしたが、偏頭痛や生理痛と比べると、全く痛くないです。翌朝にバンドを外して胸を確認してもらって退院しました。怖そうな検査ですが、麻酔で痛くないので、平気だと思います。しっかり止血してもらったことと、1泊入院なので全く動く必要がなく、再出血しなくてよかったです。

この検査を受ける方に

  • 座ってやるタイプの場合は、念の為、下着は使い捨てパンツがおすすめ。
  • 日帰りでできるなら帰りたいと思っていましたが、一泊できてよかったです。もし日帰りで検査なら、その後はタクシーで帰宅した方が良さそう。痛くないですが、検査中胸を挟まれ、動けないので、精神的に疲れます。
  • 想像するより、楽な検査なので安心して受けてください。後も偏頭痛の方がずっと痛いです。

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