癌細胞が見つかりました 乳がんステージ0

乳がん
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良性だろうと思っていたのですが「悪いものが見つかりました」と言われました。エストロゲン受容体やプロゲステロン受容体を高発現し、HER2を発現しない、ホルモンに応答して増える癌細胞です。増えるのも遅い、のらりくらりとした細胞のようです。飼い主である私によく似ています。今のところ、造影MRIにもうつらなかったくらいゆっくりとした、初期の、乳管内に留まる非浸潤癌のようです。細胞をとってくださった主治医の先生と、判定してくださった病理医の先生に感謝です。早速、手術日程の予約のお話が進みました。ご提案の日程は、ほぼ3ヶ月後。如何に患者が多いのかが伺えます。

情報マニアの私は調べるのは得意です。自分の中にいる癌細胞についても、かなり正確に調べることができます。乳がんの治療法は、標準療法がかなり確立されており、それに従えば間違いないです。そして、私は、まだ手術前の検査の途中です。しかし、価値観も置かれた状況も人それぞれ、自分の心境をまとめるためにも、主に心境をブログに残していこうと思います。時折記載する検査結果などは、あくまでも一例として、ご自身のことは主治医の先生にしっかりお尋ねになってください。

先生は「何を選んでも間違いではない」とおっしゃいました

良性だろうと油断していたため、先生から色々お話が進むなかで、今ちゃんと聞かなきゃ、という意識が強くありました。というのも、結果説明でMRIを撮ることになったときは、今日は問題なしで終わるだろうと油断していため、もっと色々聞いておけばよかった、と後で追加で説明予約を取り直していたからです。多くの方が告知の際に頭が真っ白になると思います。聞こうと思うことは、思った時に紙にさっとメモしておくのがおすすめです。最終的なステージは、手術後の病理の結果で確定します。現在の検査結果からは、ステージ0の非浸潤癌。私の場合は、乳房温存術ができる場所と大きさでした。温存術の場合には、放射線治療が必要です。昔来たことがある、実家に近い病院に来ていたために、今の住まいとこの病院は少し距離があります。今住んでいるところのそばの病院でも、放射線治療は可能なことを教えていただきました。この段階で、私はBRCA1/2遺伝子検査が保険診療として可能かお伺いし、私の場合は可能とのことでお願いしました。また、手術の方法などは、手術前の検査をする過程で決めれば良いと言われました。先生がいくつかご説明くださるなかで、「何を選んでも間違いではない」と主治医の先生はおっしゃいました。私は幸運にも選べる立場にあったが故に、悩みが一層深まることになりました。

母親も乳がんであったため、いつかは来るかもとは思ってはいましたが、祖父母は大変長生きで、もう私はならないかな、と思っていたところだったので未婚の私は医療特約付きの生命保険も解約したばっかりでした。少し止めるのが早かったかなと思いましたが、諦めるしかありません。もらってから止めることができれば一番効率的ですが、思った通りにならないからこそ、人生は面白いのでしょう。不安から若い時から入っていた保険でしたが、国民皆保険の日本では、高額療養費制度がありますし、会社に勤める方は、おそらく付加給付があるはずです。人生に困るような事態にはならないことと思います。また、私のような上皮内癌は、手術などやることはほとんど変わらないのですが、がん保険の一時金の対象とならない保険も多いです。保険を検討する方は、給付条件をよく確認してご購入になってください。人生で一番高い買い物は保険である、というのは実はその通りなのです。

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