遺伝子変異はなかったので、疾患側の温存か全摘かの選択になりました。幸運なことに温存できる大きさ、場所です。それならば、温存で迷わないよね、とはいかないところが難しいです。同じ悩みを抱える方が多くいらっしゃると思います。全摘する場合は、乳房再建も選択に入ってきますが、私は余計な痛いことをしたくないので、ひとまず同時再建は希望しませんでした。そして、最終的に温存手術を選択しました。私の思考が、迷える皆様の何かの参考になれば幸いです。
検査がゆっくりしか進まなかったので、たくさん考える時間がありました。初めは、全摘して再建すればなんの心配もないかなと思いましたが、再建もなかなか手間暇かかり大変そうです。再建にもいろいろな種類があり勉強が必要です。じゃあ、全摘してそのままにすればもう完治で将来何も気にする必要はない、と思っていましたが、温存手術で対応できるのなら、その方が良い気もします。しかし、放射線治療がもれなくおまけでついてきて、3〜5週間病院に通う必要があるようです。しかし、仕事を休むつもりはなかったので、そんなに病院に通いたくありません。全摘すればその必要は無くなります。しかし、病変が小さくて温存できるのにわざわざ全摘する必要があるのでしょうか? 迷いに迷いまくって、決められず、最終的には「とってしまうと元には戻せないから、迷うなら、温存した方がいいんじゃないかな」という助言を頂いたことが、私の温存選択の判断の決め手になりました。それほど胸にこだわりはないつもりでしたが、乳房の写真を撮ったりしているうちに、意外に、私は小さな自分の胸を気に入っていることにも気がつきました。大きさではないのです。

決めたら前に進むのみです! 入院で必要になりそうな物の準備を始めました。
温存するなら、放射線治療の予定を考えておく必要があります。協力を頂きたい同僚に、仕事の代わりをお願いしまくる調整の日々を過ごしながら、入院日までのいろいろ入院の準備をする日々が始まりました。
ここから先は、実際に手術を受けた後に考えたことです。もしも再建まで視野に入れる程度に乳房が気に入っているなら、無理なく温存できる大きさ、範囲だと説明を受けたなら、温存手術を個人的にお勧めします。結局は遠隔の転移にはどちらも差はなく、局所の再発率の違いでしかないようです。私のように、非浸潤癌と予測されて、温存できるけど全摘と迷う方は、温存がお勧めです。乳房は必要ないという方はスッキリ全摘が不安がないかもしれませんが、後から再建を考える方なら、温存できる場合は温存した方が良いと思います。もちろん、場所が悪くて温存手術の適応がないなら仕方ありません。全摘の経験がないのに恐縮ですが、とってしまうと元に戻せない、ということと、上手な先生の温存手術は本当に綺麗で、言われないと手術したことがそんなにわからないくらいでした。


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